• うまくいく「九頭馬」|吉祥のレン公式オンライン

    うまくいく「九頭馬」|吉祥のレン公式オンライン
    外出自粛が続き、誰しもが先が見えない不安に滅入ってしまいそうな日々が続いています。 この状況下、マイナスなことばかりが脳を占有しがちですが、思い返すとこんな今だからこそ、実はプラスの気づきをたくさん得ていたことを身をもって改めて実感していたのです。 どんな困難な時でも、全ては心構え次第でそれを乗り越え、人は成長することが出来る。どんな立場にあっても、さまざまな方法でプラスの繋がりを保ち、モチベーションをアップすることが出来る。-全ては心構え次第で良い方向に進む。万事うまくいく(馬九行く) -"九頭馬"  馬は、機械が発達する前の時代より、交通手段でもあり、農業の分野では他の動物よりもレベル高い労働力として大切な役割を果たす、人間にとっては特別な存在でした。生命力や、特定の人しか所有出来ない事から財力のシンボルとされてきました。庶民の間では、「せめて御利益だけでも授かりたい」と馬の描かれた絵を持つようになり"絵馬"という風習につながりました。また、馬は極めて家族愛の深い動物なので、家族円満の象徴ともされています。そして、江戸時代の人々は"万事馬九行く"と考え、以降、九頭の馬をそれぞれ健康運・愛情運・家庭運・出世運・勝負運・金運・商売繁盛・豊作豊漁・受験合格の運気を呼ぶ縁起物として崇めてきました。神事では、今の時代でも馬に乗ることがありますね。人間にも似た優しい瞳をもち、九頭もの群れをなし颯爽と駆け抜けるその力強く逞しい姿は、苦難を乗り越え前進すべく日々努める我々を温かく見守る、まさに希望への導きと言えるでしょう。 吉祥のレンで取り扱っている九頭馬の商品一覧はこちら
  • 泥棒が担ぐ風呂敷としても馴染みの深い唐草文・唐草模様について|吉祥のレン公式オンライン

    泥棒が担ぐ風呂敷としても馴染みの深い唐草文・唐草模様について|吉祥のレン公式オンライン
      今回は昔から愛された吉祥文様「唐草文」のお話しいたします。 唐草文様はほとんどの方が知っている馴染みのある文様の一つだと思います。 蔓や草が四方八方に絡まっている状態を表した文様です。 蔓草の力強くどこまでも伸びていく生命力から「繁栄・長寿」を意味します。 また、蔓(つる)の音読みマンを「万」と読み替えて、 蔓が帯のようにつらなっている様子から帯の音読みタイ「代」と読み替えて 合わせて「万代」と読み、一族の「万代の繁栄、長寿」という意味も込められました。 江戸時代に唐草模様が流行り、風呂敷は嫁入り道具や贈答品を運ぶのに使われていたそうで 各家にあったようです。 よく見る、「泥棒=唐草模様の風呂敷を担いでいる光景」は空き巣に入った際に、 その家にある唐草柄の風呂敷に盗むものを包んみ怪しまれることなく持ち運んだから言われています。 「なぜ泥棒といえば、みんな唐草模様の風呂敷を担いでいるんだろう」と不思議に思っていましたが、 きちんと理由があったのですね。   吉祥のレンで取り扱っている唐草紋様の商品一覧はこちら
  • 想いや願いを込めた”吉祥柄”

    想いや願いを込めた”吉祥柄”
    今回は、"吉祥"そのものの言葉の由来について、お話させていただきます。 まず改めて読み方ですが…"吉祥"は「きちじょう」や「きっしょう」と読みます。その意味は…・幸福、繁栄を意味する言葉。・幸先のよいこと。・よいことが起こる前兆。・この上なく縁起のよいこと。 文字の成り立ちについても調べてみました。「吉」は漢字の種類としては"会意文字"という種類に入ります。会意文字は、異なる意味の二つ以上の文字を組み合わせることにより、また違う意味が表された文字のことです。「吉」は、「士」という漢字と、「口」という漢字から成り立っています。「士」は"斧のような刃物"を意味する象形文字です。一方で「口」はそのままの文字どおり、口の象形であり、"縁起のいいことを祈ること"という意味を持っています。この事から、おめでたい事をお祈りする儀式の中で、刃物をまじないとして用いることを意味する漢字となりました。そうして「吉」は「優れている、めでたい」などの意味をもつようになります。「祥」は漢字の種類としては、"会意文字"と"形成文字"の種類に入ります。「祥」は「ネ(示)+羊」のように、「しめすへん・示」と「羊」という文字から成り立っています。その「示」は「神へいけにえを捧げるための台」という意味の象形文字で、「羊」はそのまま羊ですが、特に「羊の首」という意味を表す象形文字です。羊は古来から人々にとってとても尊ばれた存在であり、幸せの象徴となっていました。そのため、神さまに羊をお供えすることで、「幸運を得る」という意味を持つ「祥」という漢字が成り立ちました。 "吉祥柄"=よいきざし、縁起がよいことをあらわした古くからの文様の総称ということになります。 縁起良き吉祥文様に、一人でも多くのお客様やその大切な方への健康や多幸の願いをのせて… この状況下だからこそ、そんな想いがより強まります。
  • 「糸」へんに「吉」と書いて”結”|吉祥のレン公式オンライン

    「糸」へんに「吉」と書いて”結”|吉祥のレン公式オンライン
      - 結 ー(ゆい・むすび) 馬や達磨と並び吉祥柄として、お店で人気の文様です。 「結」の字体の成り立ちは、「糸」へんに「吉」と書きますね。「吉」は、「祈りが叶う、優れている、めでたい」などの意味をもっています。その横に「糸」を添えた「結」という字は、念願がかなった「吉」の状態を結び守ることを表し、「つなぐ、約束する、固める」といった意味となります。 「結び目」は、かつて手紙の代わりとして意思や約束事を伝える役割を果たしました。また、枝や草の端を固く結び合わせて、生命の無事や幸多きことを祈るまじないにしました。そして敬意を表す贈り物には、繊細な水引の結びが今でも使われています。吉祥のレンのラッピングにも、全てこの水引きが添えられます。 いつの時代も、私たちの身近なところにある"結び"の行為。それは実用的であると同時に芸術的な表現であり、ときに、神秘的な力を発揮します。 この状況下、日本はもとより人種も文化も違う世界中の皆が、同じ方向を向いて心を通わせ一つになり、大きな大きな困難を乗り越える…その先にはきっと、思い描いた以上の喜びが待っている- - "結" 九頭馬や達磨と同じく、踏ん張り時の今、全ての人の心に響く文様ではないでしょうか。 吉祥のレンで取り扱っている結の商品一覧はこちら
  • 清めることは整えること|吉祥のレン公式オンライン

    清めることは整えること|吉祥のレン公式オンライン
    街を歩いていて飲食店などの入り口で盛り塩を見た事がある、という方も多いかと思います。 盛り塩は中国発祥説と日本発祥説があるようです。 【中国発祥説】1300年前の中国。王・武帝が後宮にいる女性を訪ねる際(女性がたくさんいるので)誰のところに行くかを羊(牛説もあり)に決めさせた。そこで、ある利発な女性が、羊が好む竹の葉に塩水を撒いて自宅の前に置いたところ武帝の寵愛を受けることができた。 【日本発祥説】奈良時代、平安時代には盛り塩の文化があったとされる。塩は神事でも使われる、貴重で神聖なものでもあり、その力が人や土地に作用すると考えられた。 こうして良い人を呼び込む、厄除け、魔除の御利益が、盛り塩にあるとされてきたようです。 三角すいに盛ったり、八角すいに盛ったりするのには、「神せんという神様への捧げものが三角だからだ」とか、「風水の影響があるからだ」とかいわれています。ただ、そういう形に拘らなくてもよいといっているところもあり、堅苦しいものでもないようです。 これは個人的な見解なのですが ある意味、塩を盛るという「非日常の作法、所作によって気持ちが整う」という面があるのかな、と思います。 心に少し余白を持つことが厄払いになり、縁を引き寄せることにもなるのかもしれません。
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