清めることは整えること|吉祥のレン公式オンライン
街を歩いていて飲食店などの入り口で盛り塩を見た事がある、という方も多いかと思います。
盛り塩は中国発祥説と日本発祥説があるようです。
【中国発祥説】
1300年前の中国。王・武帝が後宮にいる女性を訪ねる際
(女性がたくさんいるので)誰のところに行くかを羊(牛説もあり)に決めさせた。
そこで、ある利発な女性が、羊が好む竹の葉に塩水を撒いて自宅の前に置いたところ武帝の寵愛を受けることができた。
【日本発祥説】
奈良時代、平安時代には盛り塩の文化があったとされる。
塩は神事でも使われる、貴重で神聖なものでもあり、その力が人や土地に作用すると考えられた。
こうして良い人を呼び込む、厄除け、魔除の御利益が、盛り塩にあるとされてきたようです。
三角すいに盛ったり、八角すいに盛ったりするのには、
「神せんという神様への捧げものが三角だからだ」とか、「風水の影響があるからだ」とかいわれています。
ただ、そういう形に拘らなくてもよいといっているところもあり、堅苦しいものでもないようです。
これは個人的な見解なのですが
ある意味、塩を盛るという
「非日常の作法、所作によって気持ちが整う」
という面があるのかな、と思います。
心に少し余白を持つことが
厄払いになり、縁を引き寄せることにもなるのかもしれません。