• 『お茶漬けの日』

    『お茶漬けの日』
    2012年に5月17日が「お茶漬けの日」として登録・制定されています。さらっといただくお茶漬けは私も大好きなメニューです。お茶漬けには基本的に煎茶、ほうじ茶などを使いますが今は出汁やスープ、また日本茶以外のお茶など様々なものをかけていただくものもお茶漬けとよばれます。日本で稲作が始まるとともに、ご飯に水などをかけて食べることはあったと思われ、平安時代には文献に「湯漬け」が登場。江戸時代になるとご飯+漬物+お茶のお茶漬けが食べられれようになりお茶漬けの店もあったそうです。ファストフード店の様ですね。お茶漬けの具の代表ともいえるのが海苔。慶事でも弔事でもギフトとして重宝されますが海苔は縁起の良い食材でもあります。古の時代から食べられ、朝廷への献上品でもあった海苔は実は昭和初期の頃までその成長の仕組みが分かっていなかったそうです。生産量もかなり不安定で運にまかせる部分もあり【運草】ともよばれる希少で大変に高級品でした。そのためおめでたいときの贈答品に選ばれるようになり縁起物となったそうです。様々な人の努力があって、今では気軽に食べることができるのだなと知る事ができました。
  • 『立夏のころ』

    『立夏のころ』
    東京では日中半袖で過ごせる日もあり、木々の緑もだんだんと濃くなってきています。さて5月5日は二十四節気の7番目である「立夏」(りっか)となります。春がピークとなり夏のやってくる気配があらわれます。江戸時代の暦の解説書である『暦便覧』には「夏の立つがゆへ也」と記されています。「立夏」の期間をさらに詳しく見てみましょう。七十二候はこちらです。初候【蛙始鳴】(かえるはじめてなく)春に冬眠から目覚め、活動を始めた蛙たちの恋の季節が始まります。次候【蚯蚓出】(きゅういんいずる)蚯蚓とはミミズです。ミミズが目を覚まし地上に這い出てくる頃です。「自然の鍬(くわ)」とも呼ばれるとおりミミズは豊かな土壌を作る働きをしてくれます。末候【竹笋生】(ちくかんしょうず)たけのこが生えてきます。たけのこは成長が早く、まっすぐ伸び、また丈夫であることなどからおめでたいものとされます。「立夏」のこの時期には、子供の日や母の日がありますよね。たけのこ料理は、子供たちの【健やかな成長】や【立身出世】またお母さんの【無病息災】を願い是非、食べたい旬の味覚です。ゴールデンウィークの忙しい中でも季節の変わり目を楽しむ視野を持ちたいものですね。
  • 『街角の花

    『街角の花
    穏やかな陽ざしの中で私たちを楽しませてくれる春の花たち。今日はこの時期に街角で見られる花の中で、縁起の良い意味をもつものをいくつかご紹介しましょう。〈ツツジ〉次々に花が咲くことから途切れることなく【繁栄】していくことを表します。「続き咲き木」というのが名前の由来とされるそうです。 〈チューリップ〉子供たちにも大人気の花。様々な品種があり庭造りも楽しい花です。【富】や【幸福】を表す花といわれます。〈ハナミズキ〉街路樹にもよくつかわれている植物。花弁に見えるのは実は「ほう」という葉が変形した部分です。ハナミズキが日本で普及したのは大正以降ということで【女児の成長を願って】植えられるケースは比較的新しいことといえます。〈コデマリ〉枝を垂れ、小さな白い花をたくさん咲かせるコデマリは庭木としても人気です。花の集まりが毬のようでかわいらしいですよね。この無数に重なる花の姿から【子孫繁栄】や【子の幸福】を意味するといわれます。いかがでしたか。どれも見慣れた花かもしれませんが急ぎ足で通りすぎてしまわずに時には立ち止まって眺めてみてはいかがでしょう。その美しさと、生命力、そして人々がめぐらせた想いを受け取って心のエネルギーを充電できるかもしれませんよ。
  • 『お香の日 沈香』

    『お香の日 沈香』
    春の新生活で少し疲れてしまった心を香りでリフレッシュ。そんな方も多いとききます。毎年4月18日は「お香の日」です。「お香の日」は1992年に全国薫物線香組合協議会が制定した記念日です。「香」の漢字を分解すると「一」「十」「八」「日」になるという言葉遊びで18日になったそうですが4月である理由は「沈水(じんすい)香木」が伝来したのが4月であったといわれることに由来します。日本書紀に「沈水、淡路島に漂着」と記されているのです。推古天皇の時代595年です。 沈水とは沈香(じんこう)という香木のことです。長さ2mを超えるこの流れ着いた木を焼いたところとても良い香りが立ちこめたことから朝廷に献上され聖徳太子が観音像を作ったとされています。沈香は香木の中でも特に代表的なものであり、「天然の沈香」は、樹脂が様々な要因によって熟成されたような状態になり、香りの源となるそうです。沈香は産地や香りの種類によっていくつかに分類されますが特に良い質のものは「伽羅(きゃら)」と呼ばれ珍重されます。天然の伽羅はさらなる自然の偶然や奇跡が生んだ貴重品です。現在、奈良の正倉院に沈香の一種ではないかと推定される蘭奢待(らんじゃたい)と呼ばれる香木が納められていてそれには織田信長をはじめ権力者たちが切り取った跡がみられます。歴史の権力者も香りに魅せられただけでなく自然の神秘の力を欲したのかもしれません。空間を浄化するといわれ、気分転換にも最適なお香ですがその作られる過程や背景、逸話などを知ってみるとまた一味違った楽しみ方が広がるかもしれませんね。
  • 『おにぎりとおむすび』

    『おにぎりとおむすび』
    春爛漫。遠足などの行楽で、また散歩の途中やお昼休みに青空の下お弁当をいただくのも気持ちのいい季節です。日本のお弁当は単に「持ち運ぶ食料」というだけではなく栄養や彩を考えたり、「楽しむための食事」の要素も強く世界でも「bento」とよばれ、注目される文化として発展しています。お弁当の定番といえばおにぎり。なんと石川県の弥生時代の遺跡から蒸したご飯を手で握ったと思われるものが炭化した状態で見つかっているそうですし古事記にも「握飯(にぎりいい)」という言葉が出てくるとか。おにぎりはずいぶん昔から作られてきたことが分かりますね。にぎり飯を「おにぎり」と呼ぶ方、また「おむすび」と呼ぶ方、いらっしゃいますよね。「おにぎり」の語源はご飯を握る動作からきているといわれます。そして「おにぎり」は「鬼を切る」に通ずるといわれ【魔除け】のご利益があるとも考えられたとか。民話の中には鬼に「おにぎり」を投げつけて退治する話もあるそうです。一方「おむすび」の語源は農業の神である「神産巣日神(かみむすびのかみ)」に由来する、という説があります。「お結び」と表し【良縁をつなぐ】縁起を担ぐともいわれます。長い間愛されている、おにぎりは美味しく楽しいだけでなくひとの想いも握られた縁起の良いものなんですね。
You have successfully subscribed!
This email has been registered
ico-collapse
0
最近見た
商品
ic-cross-line-top
Top
ic-expand
ic-cross-line-top