泥棒が担ぐ風呂敷としても馴染みの深い唐草文・唐草模様について|吉祥のレン公式オンライン
今回は昔から愛された吉祥文様「唐草文」のお話しいたします。
唐草文様はほとんどの方が知っている馴染みのある文様の一つだと思います。
蔓や草が四方八方に絡まっている状態を表した文様です。
蔓草の力強くどこまでも伸びていく生命力から「繁栄・長寿」を意味します。
また、蔓(つる)の音読みマンを「万」と読み替えて、
蔓が帯のようにつらなっている様子から帯の音読みタイ「代」と読み替えて
合わせて「万代」と読み、一族の「万代の繁栄、長寿」という意味も込められました。
江戸時代に唐草模様が流行り、風呂敷は嫁入り道具や贈答品を運ぶのに使われていたそうで
各家にあったようです。
よく見る、「泥棒=唐草模様の風呂敷を担いでいる光景」は空き巣に入った際に、
その家にある唐草柄の風呂敷に盗むものを包んみ怪しまれることなく持ち運んだから言われています。
「なぜ泥棒といえば、みんな唐草模様の風呂敷を担いでいるんだろう」と不思議に思っていましたが、
きちんと理由があったのですね。