『煤払い』




見慣れない漢字ですが「煤払い」は「すすはらい」と読みます。

煤払いには年末の大掃除という印象があるかと思いますが
平安時代の宮中行事が始まりといわれます。

煤払いは【厄をはらう】儀式でした。

室町時代には神社仏閣で本堂などを清める行事として、
また江戸時代には一年間の厄をはらい清められた家で
新年をむかえる準備として
庶民にとっても大切な行事となりました。

日にちも決まっていて12月13日。
【年神様を迎える準備】が始まる神聖な日となります。

この日を「正月迎え」や「煤取り節句」「十三日節句」などと呼び
地域によっても様々なかたちの煤払いの文化があったようです。

現代では煤の発生する囲炉裏がある家も珍しいですし
クリスマス行事などが控えているため大掃除は25日以降に、
という方が多いと思いますが
神棚の掃除は12月13日に行ってみてはいかがでしょう。

年神様がより気持ちよく訪れてくださると思います。
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