『二十四節気 大雪のころ』


12月7日から20日は
暦の上では「大雪」(たいせつ)といわれる時期です。
本格的に冬が来て、
山間部だけでなく
平野にも雪が降る頃とされます。
暦便覧には
「雪いよいよ降り重ねる折からなれば也」
と記されます。
鮭が遡上し、熊は冬眠に入ります。
日本語には雪を表す言葉がたくさんありますが
「瑞雪(ずいせつ)」という雪をご存知でしょうか。
瑞雪とは、降るべきときの雪のことです。
きちんと、冬らしく雪が降る…
瑞雪で害虫なども居なくなり、
春には雪解け水となって、田畑を潤す源となる。
瑞雪は、豊年、五穀豊穣の兆しとして
縁起のよいものとされました。
そして、その縁起の良さなどから
雪は紋様として使われています。
雪を表す紋様で代表的なのが雪輪です。
雪輪は平安時代から使われていた
という説もあるそうですが
江戸時代に庶民に人気となった柄です。
円形の雪輪をよく見ると
六箇所窪みがあり
結晶を表していることが分かります。
五穀豊穣は皆の強い願いであり
自然現象に畏れと敬意を強く抱いていた江戸時代の人々。
暮らしの中に自然のデザインを
多彩に取り入れていったのも頷けます。
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