『壬寅』




2022年の干支は「壬寅」(みずのえとら)です。


干支というと十二支のことだと思う方も多いと思いますが

正しくは「十干」と「十二支」を
組み合わせて表したものが「干支」です。

「十干」は甲、乙、丙、丁…と続く1から10までを数える言葉。

また
「十二支」は月を象徴とした循環を、
「十干」は太陽を象徴とした循環を
表すそうです。


干支は
「甲子」をスタートとすると「十干」の10と「十二支」の12の
最小公倍数、
60年で「癸亥」となり再び「甲子」に戻ります。

暦を一周するのでこれを「還暦」というわけです。


さて前置きが長くなりましたが
2022年は「壬寅」という干支になります。

「壬」は子を宿す、はらむ、繁殖などのイメージ。

「寅」は「演」が由来とされていて
人前に立つ、延びる、成長などのイメージ。

合わせると「壬寅」は新しい力が湧き
それが成長していくといったイメージのように
感じられます。


昨年の「辛丑」は
「痛みを伴う幕引き」「辛いことが多いほど希望がうまれる」
というような年だったことを思うと

今年はもう一歩、前進できる年になりそうです。


皆さんの心の中の土壌で、しっかりと栄養を蓄えた種が、

太陽に向かって元気な芽を出しますように。

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