『小寒』



明けまして
おめでとうございます
今年もどうぞ
よろしくお願い申し上げます


さて1月5日は二十四節気の23番目となる
「小寒」(しょうかん)
になります。


暦の上で最も寒くなる時期の前半。

この小寒から立春の前日までを
「寒」とか「寒中」などと言い

寒中見舞いを送りはじめる時分であり

寒稽古なども行われるころです。


江戸時代の『暦便覧』では

「冬至より
 一陽起こる故に
 陰気に逆らふ故
 益々冷える也」

と解説されています。


「小寒」の期間の七十二候は、こちら。

初候【芹乃栄】
(せりすなわちさかう)

セリは春の七草のひとつ。
水辺にセリが生え始める時期です。

競い合うように一か所に群生するので
「競り」=セリ
という名前だともいわれます。

セリの花言葉は
「清廉で高潔」
「貧しくても高潔」
です。

次候【水泉動】
(しみずあたたかをふくむ)

地下で凍りついていた泉の水が溶け始めます。

末候【雉始雊】
(きじはじめてなく)

「ケーンケーン」という甲高い声は求愛の鳴き声です。

雉は日本の国鳥でもあります。


小寒のころ、寒さの厳しいなかでも少しずつ
春の気配が動き出し

生き物たちも活動を始めるのですね。
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