『お茶漬けの日』
2012年に5月17日が「お茶漬けの日」として登録・制定されています。
さらっといただくお茶漬けは私も大好きなメニューです。
お茶漬けには基本的に煎茶、ほうじ茶などを使いますが
今は出汁やスープ、また日本茶以外のお茶など様々なものをかけていただくものもお茶漬けとよばれます。
日本で稲作が始まるとともに、ご飯に水などをかけて食べることはあったと思われ、
平安時代には文献に「湯漬け」が登場。
江戸時代になるとご飯+漬物+お茶のお茶漬けが食べられれようになり
お茶漬けの店もあったそうです。
ファストフード店の様ですね。
お茶漬けの具の代表ともいえるのが海苔。
慶事でも弔事でもギフトとして重宝されますが
海苔は縁起の良い食材でもあります。
古の時代から食べられ、朝廷への献上品でもあった海苔は
実は昭和初期の頃までその成長の仕組みが分かっていなかったそうです。
生産量もかなり不安定で運にまかせる部分もあり
【運草】
ともよばれる希少で大変に高級品でした。
そのためおめでたいときの贈答品に選ばれるようになり縁起物となったそうです。
様々な人の努力があって、
今では気軽に食べることができるのだなと知る事ができました。