『秋分のころ』
国民の祝日の中で春分の日と秋分の日は法律に月日が明記されません。
内閣府のホームページによると国立天文台が毎年2月に翌年の月日を
公表するそうです。
今年の秋分の日は9月23日。
昼と夜がほぼ同じ長さになる日であり
その昔、太陽が真東から昇り真西に沈む日は、
あの世とこの世が通じやすくなると信じられてきました。
この秋分の日を真ん中にした一週間が秋のお彼岸です。
「先祖をうやまい、亡くなった人々を偲ぶ」
それが秋分の日です。
二十四節気でいう「秋分」は第16番目の節気です。
秋分の期間の七十二候は次のとおり。
初候 【雷乃収声】(かみなりすなわちこえをおさむ)
夏の間、鳴り響いていた雷がおさまってきます。
次候【蟄虫坏戸】(むしかくれてとをふさぐ)
虫や生き物が巣ごもりの準備を始めます。
末候【水始涸】(みずはじめてかるる)
田んぼの水が抜かれ稲刈りが始まります。
井戸の水が枯れ始める時期だという説もあります。
暑さ寒さも彼岸まで。
秋の深まりを感じる季節ですね。
ご先祖様、故人の供養でお墓参りなどされる方も多いかと思います。
仏教の修行では【誓いを立てる期間】ともいわれると聞きました。
ご先祖様に手を合わせる時自分自身の行いを振り返り、
良い報告ができるといいですよね。