『暑気払い』

夏至をすぎ、これからどんどん暑くなっていきますね。
暑さに備え、また、元気で乗り越えるための風習のひとつに「暑気払い」があります。

現在は、夏にみんなで集まって
ビールを飲んだりするイメージがありますが、
元々、暑気払いは江戸時代から続く風習で
冷たい食べ物を食べたり、漢方を服用したり、川遊びで涼をとったりするなど、様々なことをしてきました。

最近注目されている冷やし甘酒も江戸時代から暑気払いとして人気があったそうです。

そして、夏祭りでお馴染みの金魚も、
涼しい気持ちにさせてくれる絶好の暑気払いアイテムです。

赤い金魚は病気や災難を払いのけるという意味があり「魔除け」として縁起がよいとされています。

江戸時代前期では、金魚は贅沢品だったそうで、お金持ちのものでした。

贅沢にも、水槽を天井にとりつける人もいたとか。きっと自分が水の中にいるような気持ちになったことでしょうね。

江戸後期になると、町には金魚売りが出るようになり、庶民も金魚を飼っていたそうです。

金魚鉢の中でひらひらと泳ぐ金魚。
水面に光が反射して、水中を照らす光と影もまたひらひらと揺れる…

美と涼が、人々を癒すのは今も昔も変わりません。