『土用の丑』



鰻を食べる、でおなじみの土用の丑の日。
「土用の期間にある丑の日」で、土用とは立春、立夏、立秋、立冬それぞれの前18日間の事を指し、中国でうまれた自然哲学の考え方、五行思想に基づく季節の変わり目になります。

今年の夏の土用の丑の日は2日あり7月21日と8月2日です。この場合「一の丑・二の丑」というそうです。

厳しい暑さをのりきるために、スタミナ食である鰻を食べる、という風習は実は万葉集にも記されたかなり古くからの食文化だったようですが
土用の丑の日には鰻を、というのは1700年代後半頃から広まったといわれています。

現在では、丑の日に食べるものといえば鰻以外にはあまりピンときませんが
元々は、丑の日に「う」のつくものを食べると健康によいという説があったようです。

「う」のつく食べ物とは、
うどん、牛、馬、うさぎ、瓜、梅干、などです。
鰻は高価でなかなか手が出せない私にとってこれはありがたい情報です。

また、土用餅、土用たまご、土用シジミも精がつき、無病息災で過ごせると言われます。

夏の土用の丑の頃は、ちょうど梅雨が明け、夏本番を迎える時であり、
健康を願う人々の気持ちには、今も昔もなく共感することができます。

日本の風土と共に受け継がれている風習や知恵には、このような「共感」が土台にあるのだろうと感じずにはいられません。

おいしいものを食べ、無理せず、
夏を迎えましょう。