『カリン』
カリンというと、のど飴に入っていて
そのパッケージに描かれた黄色い果実が目に浮かびます。
スーパーなどの果物売り場で見かけることもほとんどないので
住宅街を歩いていて庭先に、ぽってりと実った果実を見かけたときは
それをカリンだと認識するまで数秒かかりました。
収穫時期は10月から11月。
堅く、渋すぎて、そのままでは食べることができないカリンですが
その素晴らしい香りで芳香剤として用いられたり
シロップや果実酒などに加工をして楽しめる果実です。
また果肉を干したものは咳止めなどの治療に使われたとか。
そしてカリンは昔から縁起のよい植物とされているそうです。
一説には
カリンの実が天にむかって実っているように見えるから、ともいわれます。
【金運上昇】や【商売繁盛】の縁起物で
「金は貸しても借りん」という語呂合わせから
裏庭には「カシノキ(貸す)」を
表庭には「カリン(借りない)」を植えると縁起担ぎになるのだとか。
確かに
明るい黄色の丸い実は金運がUPしそうな雰囲気がありますし、
薬効がありますから人々に重宝され、
香りで人を惹きつけ魔を祓い
商売繁盛にもつながりそうな気がしてきます。