『つつむ、むすぶ。』



風呂で敷くから風呂敷。
お風呂(蒸し風呂)に入る際、大名や武士達が自分の脱いだ服を包んでおき、上がった際には床に敷いてその上で支度をした
それが風呂敷の名前の由来で、江戸時代には銭湯を利用する庶民にも浸透した呼び方だったとか。

ただ、布で大切なものをつつむ習慣はもっとずっと古くからあり、奈良時代には「裏」「幞」と書いて「つつみ」といわれたと記録が残っているそうです。

どの家にも一枚はあった風呂敷ですが昭和40年代頃には紙袋やポリ袋の普及で、風呂敷が活躍する場面はめっきり減っていました。
しかし今年、7月1日から多くの小売店で、持ち帰り用の袋が有料になったことに伴い、風呂敷に改めて注目が集まっています。

風呂敷には「幸福を包む」とか
「人と人を結ぶ」という意味もあるといわれます。
シンプルな形だからこそ、工夫次第で使い方が広がるのも魅力です。

実用性と美しさ、そして心を表すことのできる風呂敷…。
ていねいな暮らしの中に、お気に入りの一枚を見つけたいものです。