• 『十日戎』

    『十日戎』
    関西地方で特に有名な祭事で「商売繁盛で笹持ってこい」 という掛け声もよく知られている十日戎(とおかえびす)。 1月10日は「本えびす」と呼ばれます。 (※今年はCOVID-19感染拡大防止の取り組みのため、 開催方法にも変更があるようです) 十日戎にあまり馴染みのない方でも 西宮神社で行われる福男選びは ご存知の方も多いかもしれませんね。 えびす様は七福神の一柱で右手に釣竿、 左に鯛を持っている姿からも分かるように 古くから漁業の神様であり 福神、五穀豊穣、商売繁盛の神様として祀られています。 十日戎には多くの人が商売繁盛を願って訪れます。 神社では福笹といわれる孟宗竹に、 購入した小宝(吉兆)と呼ばれる縁起物を付けてもらいます。 笹や竹は常に青く、その強い生命力やしなやかさなど 様々ないわれから神秘のエネルギーが宿るされ えびす様が持っている竿も竹竿であることなどから 十日戎に福笹が用いられるようになった という説があるそうです。 はじめから小宝がついている笹もありますが、 自分に合った意味をもつ小宝を選ぶのも醍醐味でしょう。 小宝は様々あり、神社によっても異ると思われますが 下記でいくつかご紹介したいと思います。 自分だったら何を選ぶかなと考えてみるのも楽しいですね。 「小判」  お金があつまる 「末広」  発展・繁盛 「烏帽子」 成長・昇進 「臼」   子孫繁栄 「小槌」  願い事が叶う 「鯛」   めでたい 「米俵」  豊作 私だったら「小槌」は 是非選びたいなと思いました。
  • 『2021年 辛丑』

    『2021年 辛丑』
    新年明けまして おめでとうございます 旧年中はご愛顧を賜り 厚くお礼申し上げます 本年も皆さまに愛される店を 目指してまいります 何卒よろしくお願いいたします 2021年は 陰陽五行説をあてはめた十干だと「辛」(かのと)の年まわりとなり、 十二支と重ねて「辛丑」(かのとうし)が干支ということになります。 牛は、たいへん身近な動物です。 昔から農業や酪農で人間たちの力となってきました。 そのため「誠実」や「我慢」「粘り強さ」を象徴し 「発展の前ぶれ」「命の息吹」などをあらわすといわれます。 また「辛」(かのと)は季節で表すとすると秋。 葉が枯れ実が落ちて、種を土に返す途中。 「からい」「つらい」と読むように 「痛みをともなう」 という意味などがあります。 これらのことから「辛丑」は 痛みが大きければ、命のエネルギーは強まる ということを表すともいえます。 試練が多く、辛いことをたくさん経験し それを乗り越えた先に 大きなよろこびと希望が見える。 2021年のこの年が「辛丑」となったことに 不思議な巡り合わせを感じずにはいられません。
  • 『大晦日』

    『大晦日』
    一年の締めくくりの日大晦日。 大晦日といえば  大掃除と年越し蕎麦です。 【大掃除】 年神さまに来ていただくのに、家が汚れていては失礼になるとして 12月13日から大晦日の間に掃除をします。 ただし29日は「苦」に繋がるとして 掃除はしない、とか 元旦はせっかく来てくれた神様を掃き出してしまわないように 掃除をしない、などといわれます。 その年の最後の掃き掃除を 「掃き納め」 また、一年で初めての掃除を 「掃き初め」などと呼びます。 掃除を頑張ったらお風呂に入りたいですよね。 大晦日の入浴は 「年の湯」というそうです。 場を清めたら身も清め、気持ちよく新年を迎えましょう。 【年越し蕎麦】 以前、新蕎麦のコラムでも書かせていただきましたが 蕎麦には縁起の良い意味がいくつかあります。 切れやすいことから 「厄を断ち切る」 細く長いことから 「長寿」「家族の縁が続く」など。 金銀の細工師が 蕎麦粉を練ったものを金粉を集めるのに使ったことから 「金運が上がる」 という縁起の意味があるのもおもしろいですね。 そんな縁起を知っていると 年越し蕎麦が一段と 美味しく感じられることでしょう。 【準備の日】 このように大晦日は一年を無事に過ごせたことに感謝し 豊作をもたらす年神さまを迎える準備をする日です。 「大掃除」や「年越し蕎麦」など 昔から行われてきた「型」にならうことで 心が整うということもあると思います。 年神さまは、そんな整った“場所”を 気に入ってくれることでしょう。
  • 『神迎えのしるし しめ飾り』

    『神迎えのしるし しめ飾り』
      新年を迎える準備はすすんでいますか。 我が家では今週しめ飾りを用意しましていろいろあった2020年も もうすぐ終わるんだと実感がわいてきたところです。 【神迎えのしるし】 しめ飾りには その場所が年神さまをお迎えするのに相応しく、 神聖な所であると示す意味があるそうです。 飾る場所は 自宅なら神棚か玄関です。 生命力、健康、幸福、豊作などをもたらしてくださる年神さま。 結界ともなるしめ飾りは 災い除けを願うものでもあり、玄関に飾る方が多いですね。 【余裕をもって飾る】 飾る時期ですが、 12月13日が正月事始めといわれ、それ以降がよいそうです。 クリスマスが終わってから、という方が多いのではないでしょうか。 ただし、 12月29日と12月31日は避けたい日とされます。 29日は「二十苦」「苦立て」 31日は年神さまを迎えるには慌しすぎる「一夜飾り」と いわれるからです。 私は毎年 30日に飾るようにしていますが 28日は末広がりにも通じるので 今年は28日にしようと思います。 【込められた願い】 しめ飾りにつけられている装飾には、もちろんそれぞれに意味があります。 代表的なものでいえば 「橙」は「代々の繁栄」 「昆布」は「喜ぶ」 「裏白」は「長寿」や「心の潔白」 「ゆずり葉」は「子孫繁栄」 「扇」は「末広がり」 を意味します。 「稲わら」で作られたものなら五穀豊穣をもたらす年神さまも 見つけやすいかもしれません。 毎年のことですので なんとなく当たり前の様に飾ってしまいがちですが 意味を噛みしめ、感謝の気持ちを持って しめ飾りを飾りたいですね。
  • 『縁起が良い柚子』

    『縁起が良い柚子』
    中国が原産の柚子は飛鳥、奈良時代ごろに日本に渡ってきたと推定されています。本格的に栽培されるようになったのは江戸時代で現在の京都や大阪、埼玉の一部地域に限られていたようです。今では高知県が国内生産量の半分を占め、四国地方での栽培が盛んです。さて、冬至には柚子湯に入る風習がありますがどういった意味があるのでしょうか。冬至は太陽が出ている時間が一年で最も短い日。神である太陽の力が一番弱まる日でありまた同時に翌日から日が長くなる、いわば太陽が新しく生まれ変わる日と考えられていました。これを「一陽来福」と言います。運気を上昇させるこの一陽来福の日に様々なしきたりが生まれたというわけです。そのひとつが柚子湯。上昇運を呼び込むために柚子湯で身体を清めます。柚子の様に、豊かな強い香りは邪気を祓う力があるとされるからだそうで「冬至に柚子湯に入ると 風邪をひかず冬を乗り越える」といわれるのには「冬至」と「湯治」をかけているだけではない、そのような理由があったのです。また柚子=融通がきくという縁起の意味もあります。風水では丸くて黄色い実は金運上昇を招くともいわれますし柚子はこの時期是非生活に取り入れてみたいアイテムです。
You have successfully subscribed!
This email has been registered
ico-collapse
0
最近見た
商品
ic-cross-line-top
Top
ic-expand
ic-cross-line-top