『見上げた夜空に想うのは』|吉祥のレン公式オンライン

 

夏の風物詩といわれる花火。
今年は花火大会などは自粛ムードですが、全国各地でサプライズの打ち上げ花火があげられたそうですね。
戦国時代、種子島に鉄砲が伝わって、火薬の技術が広まり、日本でも花火が作られるようになっていきました。
花火の流行と共に花火師がうまれ、
鍵屋は幕府御用達の花火屋として繁盛し、そこからのれん分けをされたのが
玉屋です。
花火鑑賞の掛け声といえば
「かぎやー!」「たまやー!」ですが、これは花火師を讃える掛け声なんですね。
花火が主に夏に行われるのにも理由があります。
お盆にこちらの世に帰ってきていたご先祖様たちを、送り盆にあの世にお送りする、その送り火として花火を打ち上げました。
このような目的の花火は300年前から行われてきたといいます。
また、疫病などで亡くなってしまった方々を慰めるために始まった花火大会もあり、東京の隅田川の花火大会は、そうしたものの一つですし、
有名な長岡の大会は、戦争で亡くなった方々の鎮魂のためにと始まりました。
ヒュルヒュルと高く上がり
空いっぱい視界いっぱいに広がる大小の花々。
ドーンという音が胸に響いて、
ハラハラと消えてゆく。
ときに花火は人生にも例えられます。
職人さんたちの優れた技と
ご先祖様への鎮魂の気持ち、
平和な暮らしへの願い、
そして私たち一人一人の想いが、
大輪の花を夜空に咲かせるのです。
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