白露の頃|吉祥のレン公式オンライン
二十四節気では9月7日から白露の頃に入りました。
白露の頃とは、夜中に大気が冷え、草花や木に朝露が宿りはじめる頃をさします。
降りた露は光り、白い粒のように…。
日中の暑さも和らぎはじめ、徐々に秋の気配が深まっていきます。
まだ暑い日もありますが、ふと、秋を感じることが皆様もあるのではないでしょうか?
更に七十二候では『鶺鴒鳴(せきれいなく)』と言います。
鶺鴒は水辺を好む鳥のため、川の上流域に多く見られます。
町なかでは、あまり見かけられない鶺鴒ですが、実は日本で昔からとても愛されている鳥です。
日本書紀にも登場する鶺鴒。
伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)が結婚したものの、どうして子を持つか分からずにいたところに、尾を振る様子からその仕方を教えたのが鶺鴒だったと云われています。
そのおかげで、二神は日本国の国生みを遂げることができたということです。
それが由来して「恋教え鳥」「嫁教え鳥」という異名もあるようです。
芸術の秋と言うほど、紅葉、虫の音、秋花の香り、澄んだ空気、味覚狩りなど、秋は自然を特別に感じられる気がします。
忙しい日常を過ごす日々が多い現代…。
そんな中、少し立ち止まって秋を感じ、心をリラックスさせてはいかがでしょうか?