『扇子、日本の技と心』



〈日本うまれ〉
扇子が日本でうまれたということをご存知でしょうか。
奈良時代、中国から団扇が伝わりその後、畳むことができる扇子が日本で作られました。
10世紀には日本の扇子が特産品として、中国などに渡っていたようです。


〈京扇子と江戸扇子〉
現在主流の扇子というと、京扇子と江戸扇子が挙げられます。

京扇子の特徴は繊細さにあると思います。持ち手の部分、扇骨の数が多く、扇面の折目の幅が細くなっています。
まさに、はんなりとした雅なイメージです。

江戸扇子は京扇子に比べて扇骨が少なく、絵柄も比較的シンプルなものが多いです。
また、京扇子は分業制で作られますが江戸扇子は一人の職人によって作られるのが特徴です。

〈末広〉
扇子を別の言い方で末広といいます。
特におめでたい席で着物の帯に挿す扇子を末広と言ったりもします。
扇子はまさにその形が末広がりであり、繁栄の意味があって縁起がよいとされています。
また、扇は神様に舞いを奉納する際にも使われることから、神聖なものともいわれます。

こうして調べてみますと、意外と知らないことがあるかと思います。
これからの季節、便利な扇子ですが
日本らしい細やかな技と前向きな意味を知ると、また選ぶ目も変わってくるかもしれませんね。