『引っ越しと六曜』




進学や就職で、また転勤などでこの春からの生活を新たな土地で向かえる方は

引っ越し作業で忙しい日々かと思います。


今日は引っ越しに関係する風習をいくつかご紹介しましょう。


引っ越すのに縁起のいい日はやはり「大安」と言われます。

とすると仏滅は避けられる傾向にありますが

例えば前もって大安の日に新居に行き

普段使う箸や茶碗などを神様にお供えするお酒や塩と一緒に運んでおけば

大安に引っ越したのと同じになる、という習わしもあるとか。

また古代中国では仏滅を「物滅」と表し古いものがなくなり
新しいものが生まれるという意味で、新生活に向いているともいわれるそうです。


「赤口」も引っ越しには不向きな日とされます。
赤が火を連想させるからだとか。

赤口は陰陽道の赤口神を表すからだといわれます。

赤口神は門番の神で八匹の鬼を従えているとか。
門を通ろうとするとその鬼が邪魔をしてくるそうです。

この鬼に対抗するには「万年青」(おもと)という常緑の植物がよいそうです。

万年青は長寿や健康の意味があり引っ越しにも縁起のよい植物とされます。

鬼門の方角に置くことで邪気を祓うといわれ

「赤口」の「赤」の反対である「青」の字を持つことからも門出にふさわしい植物です。


引っ越しのゲン担ぎといえば一番に思い起こすのは「引っ越し蕎麦」ですが

それ以外にも上記のようなユニークな風習があることを、今回初めて知ることができました。


私自身、最近引っ越しをしたばかりですが、実は六曜は全く気にしていなっかったので

地元の神社へのお詣りぐらいはしっかり行かないとなと思っています。

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