『三つ葉』
外食でお吸い物をいただいた時などに入っている三つ葉。
いつもの食事より少し特別感を感じるのは私だけでしょうか。
3月28日は3(み)2(つ)8(ば)の語呂合わせで三つ葉の日です。
三つ葉はセリ科の多年草で日本原産。
東アジアに広く分布しています。
何と言っても、その爽やかな香りが特徴でまさに日本のハーブ。
茎と葉が食用で夏頃には白い小さな花が咲きます。
日本では古来より自生していて山菜としては春から初夏が旬となります。
この三つ葉、名前の由来はもちろん葉が三つに分かれているからですが
縁起がよいといわれるのをご存じでしょうか。
お吸い物やお雑煮でみられる「結び三つ葉」は茎の部分を
輪を作るようにくるりと結んだものですが
【縁結び】の意味があるといいます。
三つ葉には人と人との繋がりを大切に思う気持ちが込められ、
新しい良いご縁に恵まれることで繁栄につながっていくと考えられます。
そのままでも縁起のよい三つ葉ですが茎を結ぶことでより強い願いとなるのでしょう。
先ほど“葉が三つに分かれているから”三つ葉という名前がついたと説明しましたが
【縁結び】の意味に沿って考えるなら
葉が三つ“くっついているように見えるから”と言ったほうがいいかもしれませんね。
出会いと別れの季節。
「ご縁の大切さ」というのを感じる春。
いつもの食事にちょっと三つ葉を添えてみてはいかがでしょうか。