『てるてる坊主』
東京は6月6日に、昨年より8日早く平年より1日早い梅雨入りとなりました。
以降、梅雨寒だなあという日もあり体調も不安になりがちですが
少しでも穏やかに過ごせたらいいですね。
ところで、
楽しみにしていることが待っているとき「明日天気になあれ」と
てるてる坊主を作ったことはありますか。
てるてる坊主はご存じのとおり
【晴天を祈願】する
白い布でつくった丸い頭の人形です。
にっこりと笑った顔を描くことが多いかと思いますが
本来はのっぺらぼうのまま飾り、
願いがかなって晴れたら、そのお礼として顔を描くのだそうです。
そしてお酒をお供えし、川に流すという風習だったとか。
起源は中国の伝説にあるといわれますが、
日本では気象の司祭を行っていた僧(聖)と結びつき、
白装束に坊主頭という姿になったといわれます。
また、つるす時に口ずさむ「明日天気にしておくれ」というあの歌は
大正10年に発表された『てるてる坊主』という童謡の一部で、3番まである歌です。
その歌の中にも、
願いをきいてくれたら甘いお酒をたくさん飲ませてあげますよ
といった意味の歌詞が書かれていて
てるてる坊主はお酒が好きということがうかがえます。
もし
てるてる坊主を作ることがあって、翌日願いが叶ったとき
お酒をかけてあげるとまた次の機会にも晴天にしてくれるかもしれませんね。