ちょっと欲張りな吉祥文様”宝尽くし”

 

年度が変わるこの時期は、お餞別やご挨拶のギフトもとても多いですよね。
そこで今回は、商品としてはもちろん、当店で使用しているラッピング用紙のデザインとしても描かれ、目にするとワクワク幸せな気分にさせてくれる吉祥柄"宝尽くし"について、おさらいを兼ねて少しお話しをさせていただきたいと思います。

".宝尽くし"は、縁起の良い宝物を寄せ集め並べたちょっと欲張りな吉祥文様。
福徳を招くといわれています。
中国の吉祥思想の一つ“八宝”に由来し、それを室町時代に和風化したものです。

文様は…
・金銀財宝など思いの叶う玉"如意宝珠"
・蔵の鍵である"宝やく"
・昔の財布の"金のう"
・欲しい物が手に入り望みが叶う"打ち出の小槌"
・身を隠し守る"隠蓑"と"隠笠"
・香料や薬に用いる"丁字"
…などを散らし模様とします。
時代や地方により散らす文様は相違するとの事。

その中でも、宝尽くし文様の中に必ず入れられる"打ち出の小槌"のパワーは素晴らしい。
もともと鬼の持ち物とされており、平家物語では鬼が持っている描写があります。
おとぎ話の一寸法師や、七福神の一人である大黒天の持つ小さな槌も打ち出の小槌と呼ばれます。
人を幸せにしたり、宝物や力を与えるといった『開運招福』に通じるとされています。

また、小槌は物を打つ道具であることから、敵を「討つ」に通じ必勝への願いが込められ、武将たちにも好まれた文様です。
まさに今…世界中の誰もが手に入れたい"打ち出の小槌"…ですね。

今だからこそ、吉祥柄の素晴らしさをお客様に感じていただけると思います。
世界的にこのような状況だからこそ、前を向いてポジティブに。

"宝尽くし"で包まれたギフトをお渡しする瞬間、私達スタッフとお客様、お客様と贈る相手の方が、"繋がり"という宝にも想いを馳せる…
"宝尽くし".は、まさに人々にとって"福徳尽くし"ですね。