• 『天神様と梅の花』

    『天神様と梅の花』
    東風吹かば 匂ひおこせよ梅の花 あるじなしとて 春を忘るな 菅原道真が詠んだ歌です。     春になり、東風が吹いたなら  その香りを私のところまで  運んでくれ、梅の花よ  主人が居ないからといって  春を忘れないでおくれよ 京から太宰府に左遷されるとき 家の庭の梅の木を思い詠んだといわれます。 学者でありながら右大臣まで のぼりつめた菅原道真は権力闘争の果て、 太宰府に送られ京に戻ることなく亡くなります。 春になると東から吹く風。 それは京から太宰府に向かって 吹く風であり道真の心模様が想像できます。 その後、道真は神として祀られ 学問の神様として信仰されるようになりました。 毎年この時期になると天神様を 多くの受験生がお詣りする姿が見られます。 梅を愛した道真。 お祀りする多くの神社には梅の木が植えられました。 天神信仰の広まりで梅の花の人気も高まったそうです。 まだ厳しい寒さが続く時期にいち早く花を咲かせる梅は 大変縁起が良い花とされます。 「松竹梅」はおめでたいモチーフの代表ともいえますし 「飛梅」「ねじり梅」「槍梅」「梅鉢」など 様々な図案があり、数ある文様の中でも とくに多くのものに用いられている柄でもあります。 【忍耐】や【生命力】【希望】【子孫繁栄】を意味する 吉祥文様の梅。 花言葉は 【高貴】【忠実】【不屈の精神】です。 どうぞ受験生の皆さんの重ねてきた努力が 春を呼ぶ、高貴な花を咲かせますように。
  • 『小正月』

    『小正月』
    1月15日。 新年初めの満月、小正月。 地域によって 元日から15日までの期間や、14日の日没から15日の日没、 14日から16日までの三日間とするようなところなどありますが 月の満ち欠けを基準に暮らしがあった時代、 満月がスタートの日であり また、縁起の良い日でもあったことの名残りと考えられ、現代へと受け継がれています。 早速、小正月の行事や風習をいくつかご紹介いたしましょう。 【小豆粥・ぜんざい 粥占】 小豆のように赤い色の食品には邪気を払う、 厄除けのご利益があるといわれていて、 小正月に小豆粥やぜんざいを食べます。 枕草子にも書かれている程 古くからの風習です。 神様に小豆粥を献ずる際に粥で一年の農作物の吉凶を占う 「粥占」をする神社もあります。 【火祭り】 左義長やどんと焼きなど全国で様々な火祭りが行われます。 正月のしめ飾りや門松、前の年のお札や縁起物を火に入れ 無病息災などを祈念します。 その神聖な火で焼いたお団子を食べる という風習もあります。 【餅花 繭玉など】 ヤナギなどの枝に紅白の餅を花のようにつけたものです。 五穀豊穣・家内安全を願う意味があるとされます。 養蚕が盛んだった地域では繭に見立てて繭玉と呼び、 蚕の安全を願うそうです。 【道具の年とり】 農家で使われる道具や農耕馬にお供え物をして感謝する風習です。 【成人の日】 小正月に行われていた元服式を由来として定められたのが 成人の日です。 2000年から1月の第二月曜日となりました。 【なまはげ】 現在は大晦日の行事である なまはげ行事ですが、かつては小正月に行われていました。 なまはげは悪事を戒め、吉事をもたらす、 神々の使者として信仰を集めます。 いかがでしたか? 小正月の行事には農業に関連するものや、 家庭的なものが多いのが特徴です。 実は 「二番正月」「女正月」「花正月」などなど 呼ばれ方もたくさんあり、 地方ごとに育まれた文化・風習が様々みられるのが 小正月ともいえます。 地元の風習を調べてみるのもおもしろそうです。 私はひとまず、15日には無病息災を祈ってぜんざいをいただこうと思います。
  • 『十日戎』

    『十日戎』
    関西地方で特に有名な祭事で「商売繁盛で笹持ってこい」 という掛け声もよく知られている十日戎(とおかえびす)。 1月10日は「本えびす」と呼ばれます。 (※今年はCOVID-19感染拡大防止の取り組みのため、 開催方法にも変更があるようです) 十日戎にあまり馴染みのない方でも 西宮神社で行われる福男選びは ご存知の方も多いかもしれませんね。 えびす様は七福神の一柱で右手に釣竿、 左に鯛を持っている姿からも分かるように 古くから漁業の神様であり 福神、五穀豊穣、商売繁盛の神様として祀られています。 十日戎には多くの人が商売繁盛を願って訪れます。 神社では福笹といわれる孟宗竹に、 購入した小宝(吉兆)と呼ばれる縁起物を付けてもらいます。 笹や竹は常に青く、その強い生命力やしなやかさなど 様々ないわれから神秘のエネルギーが宿るされ えびす様が持っている竿も竹竿であることなどから 十日戎に福笹が用いられるようになった という説があるそうです。 はじめから小宝がついている笹もありますが、 自分に合った意味をもつ小宝を選ぶのも醍醐味でしょう。 小宝は様々あり、神社によっても異ると思われますが 下記でいくつかご紹介したいと思います。 自分だったら何を選ぶかなと考えてみるのも楽しいですね。 「小判」  お金があつまる 「末広」  発展・繁盛 「烏帽子」 成長・昇進 「臼」   子孫繁栄 「小槌」  願い事が叶う 「鯛」   めでたい 「米俵」  豊作 私だったら「小槌」は 是非選びたいなと思いました。
  • 『2021年 辛丑』

    『2021年 辛丑』
    新年明けまして おめでとうございます 旧年中はご愛顧を賜り 厚くお礼申し上げます 本年も皆さまに愛される店を 目指してまいります 何卒よろしくお願いいたします 2021年は 陰陽五行説をあてはめた十干だと「辛」(かのと)の年まわりとなり、 十二支と重ねて「辛丑」(かのとうし)が干支ということになります。 牛は、たいへん身近な動物です。 昔から農業や酪農で人間たちの力となってきました。 そのため「誠実」や「我慢」「粘り強さ」を象徴し 「発展の前ぶれ」「命の息吹」などをあらわすといわれます。 また「辛」(かのと)は季節で表すとすると秋。 葉が枯れ実が落ちて、種を土に返す途中。 「からい」「つらい」と読むように 「痛みをともなう」 という意味などがあります。 これらのことから「辛丑」は 痛みが大きければ、命のエネルギーは強まる ということを表すともいえます。 試練が多く、辛いことをたくさん経験し それを乗り越えた先に 大きなよろこびと希望が見える。 2021年のこの年が「辛丑」となったことに 不思議な巡り合わせを感じずにはいられません。
  • 『大晦日』

    『大晦日』
    一年の締めくくりの日大晦日。 大晦日といえば  大掃除と年越し蕎麦です。 【大掃除】 年神さまに来ていただくのに、家が汚れていては失礼になるとして 12月13日から大晦日の間に掃除をします。 ただし29日は「苦」に繋がるとして 掃除はしない、とか 元旦はせっかく来てくれた神様を掃き出してしまわないように 掃除をしない、などといわれます。 その年の最後の掃き掃除を 「掃き納め」 また、一年で初めての掃除を 「掃き初め」などと呼びます。 掃除を頑張ったらお風呂に入りたいですよね。 大晦日の入浴は 「年の湯」というそうです。 場を清めたら身も清め、気持ちよく新年を迎えましょう。 【年越し蕎麦】 以前、新蕎麦のコラムでも書かせていただきましたが 蕎麦には縁起の良い意味がいくつかあります。 切れやすいことから 「厄を断ち切る」 細く長いことから 「長寿」「家族の縁が続く」など。 金銀の細工師が 蕎麦粉を練ったものを金粉を集めるのに使ったことから 「金運が上がる」 という縁起の意味があるのもおもしろいですね。 そんな縁起を知っていると 年越し蕎麦が一段と 美味しく感じられることでしょう。 【準備の日】 このように大晦日は一年を無事に過ごせたことに感謝し 豊作をもたらす年神さまを迎える準備をする日です。 「大掃除」や「年越し蕎麦」など 昔から行われてきた「型」にならうことで 心が整うということもあると思います。 年神さまは、そんな整った“場所”を 気に入ってくれることでしょう。
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