『クリスマスツリーの日』
「クリスマスツリーの日」というのがあるのをご存知でしょうか。
1886年12月7日、明治時代のこの日に、
横浜にあった明治屋で外国人船員のために
日本初のクリスマスツリーが飾られたとされます。
この出来事に由来し「クリスマスツリーの日」が設けられました。
クリスマスツリーといえばもみの木でしょう。
しかし元々ツリー自体はキリスト教由来のものではなくもみの木でもなかったようです。
諸説ありますがクリスマスツリーは
北ヨーロッパのゲルマン民族が行っていた
「ユール」という冬至の行事に由来するのだとか。
その祭りではもみの木ではなく樫の木が使われていたそうです。
樫の木のような「常緑樹」は冬でも青々としているため
【永遠】をあらわす縁起の良いものとされていました。
こういった祭事や信仰がキリスト教の布教活動と結びつけられていって
「キリスト教のクリスマスツリー」へと変化していったといわれます。
常緑樹を祀る風習は中国や古代エジプトなどでもみられたそうです。
私たち日本にも松や橘など常緑樹を
【生命力の象徴】であり【繁栄】や【長寿】の縁起良いものとする文化がありますから
もしかして知らず知らずのうちに「ツリー」に共感するものを感じとっていたかもしれませんね。